IRONMAN JAPAN 参戦記 エイジチャンピオンになっちゃった。
2009年 06月 25日
オッス!オラ、かぼすだ!
レースの完走記を書きました。ちょっとなげーぞ!
【レース前】
半分眠りながらバスで会場に到着すると
すでにたくさんのアイアンマンの選手が集まっていました。
気後れすることなく、バイクに補給食をセット、
バイクバックにヘルメットとゼッケンとシューズを
収納してラックに掛けました。
何度も出場しているので段取りはわかっていますが、
ソワソワ。
忘れ物はないか?
アミノ酸を飲むタイミングは?
トイレ(大)は?
ワセリン塗った?
ウェットスーツを着た頃、トイレに並ぶ人が
少なくなったタイミングを狙ってトイレへダイブ。
そして、海へダイブ。気持ちいいよ〜。
ゴンちゃんに「いってきます」の言葉をかけ戦いへ。
【スイム】
スタート5分前となり海にダイブ。左端にある防波堤?みたいな
ところで待機してプロ選手が2分前にスタートしたことを確認して
スタートラインに並びました。この位置ではバトルになる心配が
ないので気楽に周りを見ながら泳ぎました。右に見える大きな
外人選手のペースにあわせながら、キックが水面から出ないように
前半は2ビートキックで呼吸を静めながらあっという間に1周目終了。
砂浜に上がると湯○さん、鈴○さんの顔を確認して、
2周回目からは2ビート→4ビートにキックを多めに打って、
この時も水面から足が出ないように効率がいいキックを意識しながら
前の集団に追いつけるように心拍数を上げていきました。
集団の中にはトップエイジグループの顔ぶれバイキングのシンゴさんや
篠○選手の顔が見えてテンション上がりつつスイムゴールを目指しました。
計測タイムは57分の文字が見え、前半押さえた割りには予想以上の
タイムでこれからのレース展開が楽しみになりました。ワクワク
【バイク】
着替えをするテントでしっかりイスに座ってサングラスを装着して
ヘルメットを被って、補給食をポケットに入れてとのんびりしてたら
周りの選手は誰もいません。あっー、やられた。
急いでバイクの元へダッシュ。あっ、前にシンゴさんがいますよ。
最初だけでも前に出てやるーって、軽い気持ちで
本日1回目の「かぼすアタック」を炸裂。きっ、決まった。ハァハァ。続けて「かぼすアタック」の連発して前の選手をパスしていく。ハァハァ。
「このままでは続かないのでは?」とかぼす脳に問い合わせする。
「いけ」っと言っていました。福江市内を抜けて前に武○選手が
見えてきました。
JAPAN用に軽量化されたオルベアオルドゥのTTバイクは
上りには羽がはえたように軽く、そして強さを感じました。
武○選手を交わすと大宝折り返しですぐ前に池形プロの姿が、、、
おぉっ〜。いい順位じゃん。まぁ、最初だけだけどね。。。
激坂で丁寧に挨拶を交わし次に柴田プロにも挨拶してグングン進む。
補給と水分補給の話になるけど、
これまで補給で何度も失敗してペースダウンしていたこともあり、
色々と研究してきて今回は下記の方法でやって成功した。
補給の方は30分毎にカーボショッツと水を一緒に胃の中に流し込む。
あっ、あとアスリートソルトを1時間毎に5粒ほど、ただそれだけ。
オラの胃はとても繊細なのでジェルしかダメみたいと言うことがわかりました。
水分補給は気温は高くないが頻繁に水分を取った。取りすぎだろってぐらい。プロファイルのエアロドリンクSYSTEM(DHバーに取り付けるやつ)を使ってちびちびと焼酎を飲む感覚で水を飲んでいった。
ハワイではみんなつけているからね。でも、JAPANは段差が多くてたくさん水がこぼれてバイクがビショ濡れに、、、
後ろから「JFE工建」のロゴをつけた山○さんが追い上げてきた。
このペースはピタリ合って抜きつ抜かれずの走り。
トップエイジのペダリングやギアチェンやポジションをレース中でも
しっかり勉強できてラッキー。
上りはできるだけアウターでグリグリとゆっくり回しながら登って
いくと呼吸が楽に感じられたことが驚き?発見だった。
そして、今年は風を感じられなかった。オラが鈍いのか?
エアロヘルメットが耳をふさいでいるので風の音が聞こえないので
向かい風なのか?追い風なのか?わからない。多分、追い風でした。
2回目の大宝折り返しで前後の選手との差を確認することが楽しみ。
日本人プロ選手との差は少しだけ離れている様子で、高濱選手は
集団の中いい位置で頑張っています。
気になるエイジ選手との差は「おぉー」間違いなく2〜3分ぐらい差が
開いているように見えて、疲れよりもやる気UP!!!ペダルを踏む力が
2倍になった気がした。2周目の二本楠でアメちゃんを貰って
食べてる隙に山○選手が先に行ってしまった。そして後ろから
チームゴ〜ヤの菅○君にも追いつかれた。
チームゴーヤとチームカボスはライバル関係なので絶対負けられん。
レース後に菅○君と話しをしたら「カボス?」知らんと言われた。
ガーン。。。
そんなこんなんで後半のトンネル手前の上りで「カボスアタック」で
交わし笑顔のままバイクフィニッシュへ向かった。
オラの時計で5時間6分トランディション+3分。アベ35Km/h。
【ラン】
バイクから降りて走りだすとすこぶる脚が軽く感じられました。
エイジトップを走っている篠○選手とは1キロ以上(約5分)の差が
あって、その前の山○選手とは1分差すぐ後ろに菅○君がいました。
前の二人が折り返しのすれ違う時はわざと笑顔で声を交わして、
余裕があるところを演技してみせた。本当はきついけど、、、
10Kまではキロ4分10秒以内で走れていたけど、前との差は
一向に縮まらない。前半はリラックスしつつ「追い上げモード」と
何とも言えん緊張感でいいペースを維持できていました。
が、、、
13K過ぎに篠○選手の姿が見えた瞬間。抑えられていたカボス魂に
火がつき加速!!!一気に二人を抜いてエイジトップになっちゃった。
トップを走るという重圧と緊張で身体全体が重くなった。カチカチ。
でも、一瞬でもトップを走ってみたかったよ、後悔なし。
こうなるとペース配分も感情もコントロールできない何か息苦しい。
そんなこんなで頭で色々なことを考えている隙に菅○君に抜かれ、
そして山○選手にも、、、あっググー(;゜Д゜)待って、、、
抜かれたら鎖でつながれたような身体が一気に解放、
気持ちを切り変えて走りだすと「まだいけるじゃん」
身体軽くなりペースも上がってきた。
オラは色々と考えるとダメみたい。
そういうときはいつもこの歌が聞こえてきます。どこからか?
SEAMOの「Continue」です。 「負けたら終わりじゃなくてやめたら終わりなんだよねどんな夢でもかなえる魔法 それは続けること」
これを何回もリピートしちゃって。
上り坂もピョンピョンと跳ねるようにいけちゃう。
菅○君の背中も大きく見えてきちゃう。ゴーヤに負けん。
武家屋敷でまた抜いちゃった。ワーイ。
そこでゴンちゃんの応援を貰って一気にGo!!!
そこから後ろは振り向かずゴールだけを目指しました。
エイドでしっかり補給しつつ、ペースは維持絶対落とさん。
堅実な走りをしました。
そうすれば大きなペースダウンすることは絶対ない。
最後の方は楽しくてあと何キロからもう何キロに変わって、
五島高校の門をくぐるとゴンちゃんが笑って待っていてくれました。
花束を受け取り一緒に手をつなぎ二人でゴールへ走りだす。
この一年間、日常生活の会話から全てアイアンマンのことばかり、
一緒にトレーニング、そして身の回りのサポートをゴンちゃんが
やってくれたからオラもここまで頑張ってこれた。
だから一緒にゴールしたいんだよね。「ありがとう」
FINSH〜!!!すると二人で抱き合い喜びました。
「エイジチャンピオン」だって。
タイム9時間22分6秒 総合12位 アマ1位
すげ〜。
家族、応援してくれた仲間、このブログを読んでくれた人達の為に
このレースを通して勇気・やる気をあげられたらと思って走りました。みんな応援ありがとう。夢ってかなうんだね。
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レースの完走記を書きました。ちょっとなげーぞ!
【レース前】
半分眠りながらバスで会場に到着すると
すでにたくさんのアイアンマンの選手が集まっていました。
気後れすることなく、バイクに補給食をセット、
バイクバックにヘルメットとゼッケンとシューズを
収納してラックに掛けました。
何度も出場しているので段取りはわかっていますが、
ソワソワ。
忘れ物はないか?
アミノ酸を飲むタイミングは?
トイレ(大)は?
ワセリン塗った?
ウェットスーツを着た頃、トイレに並ぶ人が
少なくなったタイミングを狙ってトイレへダイブ。
そして、海へダイブ。気持ちいいよ〜。
ゴンちゃんに「いってきます」の言葉をかけ戦いへ。
【スイム】
スタート5分前となり海にダイブ。左端にある防波堤?みたいな
ところで待機してプロ選手が2分前にスタートしたことを確認して
スタートラインに並びました。この位置ではバトルになる心配が
ないので気楽に周りを見ながら泳ぎました。右に見える大きな
外人選手のペースにあわせながら、キックが水面から出ないように
前半は2ビートキックで呼吸を静めながらあっという間に1周目終了。
砂浜に上がると湯○さん、鈴○さんの顔を確認して、
2周回目からは2ビート→4ビートにキックを多めに打って、
この時も水面から足が出ないように効率がいいキックを意識しながら
前の集団に追いつけるように心拍数を上げていきました。
集団の中にはトップエイジグループの顔ぶれバイキングのシンゴさんや
篠○選手の顔が見えてテンション上がりつつスイムゴールを目指しました。
計測タイムは57分の文字が見え、前半押さえた割りには予想以上の
タイムでこれからのレース展開が楽しみになりました。ワクワク
【バイク】
着替えをするテントでしっかりイスに座ってサングラスを装着して
ヘルメットを被って、補給食をポケットに入れてとのんびりしてたら
周りの選手は誰もいません。あっー、やられた。
急いでバイクの元へダッシュ。あっ、前にシンゴさんがいますよ。
最初だけでも前に出てやるーって、軽い気持ちで
本日1回目の「かぼすアタック」を炸裂。きっ、決まった。ハァハァ。続けて「かぼすアタック」の連発して前の選手をパスしていく。ハァハァ。
「このままでは続かないのでは?」とかぼす脳に問い合わせする。
「いけ」っと言っていました。福江市内を抜けて前に武○選手が
見えてきました。
JAPAN用に軽量化されたオルベアオルドゥのTTバイクは
上りには羽がはえたように軽く、そして強さを感じました。
武○選手を交わすと大宝折り返しですぐ前に池形プロの姿が、、、
おぉっ〜。いい順位じゃん。まぁ、最初だけだけどね。。。
激坂で丁寧に挨拶を交わし次に柴田プロにも挨拶してグングン進む。
補給と水分補給の話になるけど、
これまで補給で何度も失敗してペースダウンしていたこともあり、
色々と研究してきて今回は下記の方法でやって成功した。
補給の方は30分毎にカーボショッツと水を一緒に胃の中に流し込む。
あっ、あとアスリートソルトを1時間毎に5粒ほど、ただそれだけ。
オラの胃はとても繊細なのでジェルしかダメみたいと言うことがわかりました。
水分補給は気温は高くないが頻繁に水分を取った。取りすぎだろってぐらい。プロファイルのエアロドリンクSYSTEM(DHバーに取り付けるやつ)を使ってちびちびと焼酎を飲む感覚で水を飲んでいった。
ハワイではみんなつけているからね。でも、JAPANは段差が多くてたくさん水がこぼれてバイクがビショ濡れに、、、
後ろから「JFE工建」のロゴをつけた山○さんが追い上げてきた。
このペースはピタリ合って抜きつ抜かれずの走り。
トップエイジのペダリングやギアチェンやポジションをレース中でも
しっかり勉強できてラッキー。
上りはできるだけアウターでグリグリとゆっくり回しながら登って
いくと呼吸が楽に感じられたことが驚き?発見だった。
そして、今年は風を感じられなかった。オラが鈍いのか?
エアロヘルメットが耳をふさいでいるので風の音が聞こえないので
向かい風なのか?追い風なのか?わからない。多分、追い風でした。
2回目の大宝折り返しで前後の選手との差を確認することが楽しみ。
日本人プロ選手との差は少しだけ離れている様子で、高濱選手は
集団の中いい位置で頑張っています。
気になるエイジ選手との差は「おぉー」間違いなく2〜3分ぐらい差が
開いているように見えて、疲れよりもやる気UP!!!ペダルを踏む力が
2倍になった気がした。2周目の二本楠でアメちゃんを貰って
食べてる隙に山○選手が先に行ってしまった。そして後ろから
チームゴ〜ヤの菅○君にも追いつかれた。
チームゴーヤとチームカボスはライバル関係なので絶対負けられん。
レース後に菅○君と話しをしたら「カボス?」知らんと言われた。
ガーン。。。
そんなこんなんで後半のトンネル手前の上りで「カボスアタック」で
交わし笑顔のままバイクフィニッシュへ向かった。
オラの時計で5時間6分トランディション+3分。アベ35Km/h。
【ラン】
バイクから降りて走りだすとすこぶる脚が軽く感じられました。
エイジトップを走っている篠○選手とは1キロ以上(約5分)の差が
あって、その前の山○選手とは1分差すぐ後ろに菅○君がいました。
前の二人が折り返しのすれ違う時はわざと笑顔で声を交わして、
余裕があるところを演技してみせた。本当はきついけど、、、
10Kまではキロ4分10秒以内で走れていたけど、前との差は
一向に縮まらない。前半はリラックスしつつ「追い上げモード」と
何とも言えん緊張感でいいペースを維持できていました。
が、、、
13K過ぎに篠○選手の姿が見えた瞬間。抑えられていたカボス魂に
火がつき加速!!!一気に二人を抜いてエイジトップになっちゃった。
トップを走るという重圧と緊張で身体全体が重くなった。カチカチ。
でも、一瞬でもトップを走ってみたかったよ、後悔なし。
こうなるとペース配分も感情もコントロールできない何か息苦しい。
そんなこんなで頭で色々なことを考えている隙に菅○君に抜かれ、
そして山○選手にも、、、あっググー(;゜Д゜)待って、、、
抜かれたら鎖でつながれたような身体が一気に解放、
気持ちを切り変えて走りだすと「まだいけるじゃん」
身体軽くなりペースも上がってきた。
オラは色々と考えるとダメみたい。
そういうときはいつもこの歌が聞こえてきます。どこからか?
SEAMOの「Continue」です。 「負けたら終わりじゃなくてやめたら終わりなんだよねどんな夢でもかなえる魔法 それは続けること」
これを何回もリピートしちゃって。
上り坂もピョンピョンと跳ねるようにいけちゃう。
菅○君の背中も大きく見えてきちゃう。ゴーヤに負けん。
武家屋敷でまた抜いちゃった。ワーイ。
そこでゴンちゃんの応援を貰って一気にGo!!!
そこから後ろは振り向かずゴールだけを目指しました。
エイドでしっかり補給しつつ、ペースは維持絶対落とさん。
堅実な走りをしました。
そうすれば大きなペースダウンすることは絶対ない。
最後の方は楽しくてあと何キロからもう何キロに変わって、
五島高校の門をくぐるとゴンちゃんが笑って待っていてくれました。
花束を受け取り一緒に手をつなぎ二人でゴールへ走りだす。
この一年間、日常生活の会話から全てアイアンマンのことばかり、
一緒にトレーニング、そして身の回りのサポートをゴンちゃんが
やってくれたからオラもここまで頑張ってこれた。
だから一緒にゴールしたいんだよね。「ありがとう」
FINSH〜!!!すると二人で抱き合い喜びました。
「エイジチャンピオン」だって。
タイム9時間22分6秒 総合12位 アマ1位
すげ〜。
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このレースを通して勇気・やる気をあげられたらと思って走りました。みんな応援ありがとう。夢ってかなうんだね。
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by s_416
| 2009-06-25 23:44
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